Buffaloの法人用NAS Terastation TS5200DシリーズにUSBメモリから直接ファームウェアを流し込み、まっさらのHDDから起動する方法を紹介します。
この手法は未確認ですが、同じ世代のTS5400D, TS5600D, TS5800D等にも適用できると考えられます。(ファームウェアがTS5000シリーズで共通のため)
ファームウェア書き込み準備
TS5200Dにファームウェアを書き込みにあたり4GB以上の容量を持つUSBメモリが必要となります。
TS5200DにHDDを挿入。
型番は外付けHDDから取り出したSeagete製の「ST2000DM001」。
「TS-WXL」のカートリッジに取り付けたものを取外し、再装着しています。
USBメモリからの起動
Boot用ファームウェアのダウンロード
こちらのURLからUSBメモリに書き込むためのファームウェアを起動します。
「Notes」に「Bootable USB recovery…」と書かれている物が今回必要なファイルになります
ダウンロードにはシリアル番号が必要となりますが、日本向けに販売されている製品のシリアル番号を入力してもErrorが発生するため、アメリカなどの「buffalotech.com」がサポートしている地域へ輸出された製品のシリアル番号を入力する必要があります。
シリアル番号が無い方にもブートイメージが開放されたようです。「Bootable USB recovery image」をダウンロードするだけで問題ありません。
ファイルを展開後、「DD for Windows」を使用して手順通りにディスクイメージを書き込みます。
USBメモリによるTS5200Dの起動
上記の手順に従いUSB Bootイメージを書き込むことに成功したら、これを使用しTS5200Dを起動します。
VGAケーブルを接続することでコンソールが確認可能です。
BIOS画面
HDDへの書き込み状況です。
書き込み後、日本語に対応するファームウェアで更新を掛けると日本語表示を得ることができます。
業務用なのか、RAID1でも100MB/sを超えるディスクスピードを出すことができます。市販のNASの中では最速の部類に入るのでは無いでしょうか。チーミングを行い帯域幅を増やすこともできますが、実験は行っておりません。
ではよきNASライフを!