「.co」ドメインはコロンビアに割り当てられたccTLDなのですが、「.com」と似ているため、よく「.com」の代わりに使われます。
そんなおかげでスパムサイトもかなりの数があるなどと言われています。
それでも、「.com」より一文字少なくなるので短縮アドレスに使われたりもします。
「.com」などのgTLDがICANNが中央管理しているので一文字ドメインは、ほとんど取得することができません。
「z.com」や「x.org」、「w.org」はそれぞれGMO、X Window System、Wordpressが取得していたりしますが、めったに開放されることがありません。
それとは違い、ccTLDが各国のレジストリの裁量によってドメインをどのくらい開放するか決めているので好きな様にドメインを取れるのです!!
その中でも一番短いパターン、「一文字+.co」のドメインを全て調べて見ました。
このドメインですと「.」を含めてもたった4文字の世界一短いドメイン名ということになります!
有名な所ではTwitterの「t.co」やGoogleの「g.co」がありますね。
どちらも「twitter.com」や「google.com」を省略したものだとすぐ認識できます!
実際にサイトが公開されているドメイン
a.co
今は特に何かに使用しているとかでは無くwww.amazon.comにリダイレクトします。
e.co
5年ほど前に外国の会社が1000万円ほどでこのドメインを競り落としたそうです。
しかし現在はコンテンツは存在しておらず、広告が全面にあるのみとなっています。
「ECO」ともそのまま読めるので是非有効活用してもらいたいものです。
g.co
おなじみの検索世界最大手、米Google社が保有しています。
このドメインの用途はGoogle公式サイトのための短縮URLとなっています。
Googleは他にも短縮URL用のドメインとしてgoo.glを保有していますが、こちらは誰でも使用できる短縮URLとなっています。
また、一文字ドメインとして中国向けにg.cnというドメインも取得しています。
先日のエイプリルフールに登場したGoogle日本語入力ピロピロバージョンの短縮URLもg.coを使用しており、ぴろぴろ笛を横から見たようなg.co/___oが使用されていますね。
o.co
「overstack.com」はあまり日本では馴染みがありませんが、主に家具や日用品を販売しているオンラインショッピングサイトになります。
s.co
短縮URLでもなんでもなく、「s.co」自体がStartup Americaを示すドメインとなっています。
「Startup America」とはアメリカ政府の技術系新興事業支援プログラムで、アメリカの雇用促進や経済成長を促すものとなっています。
t.co
米Twitter社が保有している短縮URLのためのドメインです。
Twitterの文字数短縮の他にスパム防止のために使用されています。
TwitterでURL付きの投稿を行うと自動的にt.coのリンクに短縮され、一律20文字のリンクになります。
x.co
世界最大のドメインレジストラ、米Go Daddy社が保有する短縮URLのためのドメインです。
アクセスするとapp.x.coにリダイレクトされ、x.coから始まる短縮URLを手にすることができます。
例えばこのサイト(https://blog.enotai.com)はhttp://x.co/8iORvと短縮されます。
y.co
ヨットを専門に扱う会社のThe Yacht Companyが保有するドメインです。
Startup Americaと同じく、The Yacht Company自体を示すドメインとなっています。
現在サイトは公開されていないものの、登録されているもの
k.co
whois情報の一部を切り出してみました。
Administrative Contact ID: MMR-28993
Administrative Contact Name: Hostmaster, Amazon Legal Dept.
Administrative Contact Organization: Amazon Technologies, Inc.
Administrative Contact Email: hostmaster@amazon.com
どうやらAmazonが保有しているそうです。
z.co
whois情報の一部を切り出してみました。
Administrative Contact ID: MMR-28993
Administrative Contact Name: Hostmaster, Amazon Legal Dept.
Administrative Contact Organization: Amazon Technologies, Inc.
Administrative Contact Email: hostmaster@amazon.com
こちらもk.coと同じく、どうやらAmazonが保有しているそうです。
以上に挙げたドメイン以外はまだ誰にも登録されていません。
アクセスすると以下のように、登録画面が出てきます。
我こそは一文字ドメインを、と言う方は取得してみてはいかがでしょうか?
価格は…数百万円くらいになると思うので、財布と相談が必要ですね。